校長eyes

校長eyes


 賀茂高校につながる何気ない日々,その時々の姿を不定期でお伝えします。

No.238 R02.02.20

 「光陰矢の如し」,卒業証書授与式まで残り10日余りとなりました。改元初年度の卒業生一同から贈呈していただく多目的テーブルが届きました。設置は第2図書室を予定しています。読書はもちろん,ゼミナール形式の授業や小会議・探究活動等,多目的な利用が可能であり,テーブルも利用目的に応じていろいろなユニットが可能です。生徒の課題発見・解決の学習が活性化し,対話及び知識の広がりや深さにつながることを期待しています。国公立大学個別学力試験前期日程をはじめ大学入試も後半戦に突入です,新型コロナウイルスによる肺炎が心配ですが,最後まで挑み続けてください。

No.237 R02.02.19

 NO118で紹介した賀茂高女・原爆被災救護応援隊の記録「姫さゆり」の朗読と合唱及びオーケストラ演奏を組み合わせた映像制作に取り組んでおられる東広島青少年オーケストラ代表 有谿 英彰さんのご指導で,本校放送室にて朗読の録音を行いました。原文の朗読は1年生の小玉さん,英語翻訳文の朗読は同じく1年生の武さんが担当しました。録音の過程は地元ケーブルテレビの皆さんにも取材をしていただきました。被爆の実相や平和の大切さを伝える映像作品が国内はもとより海外の人たちへも広がればと心から期待します。

No.236 R02.02.13

 第54回広島県弓道選手権大会(少年の部)で優勝した2年生の濱西貴弘君に話を聞きました。多数の出場選手の中,2立(計8射)で7中した上位3名の選手が,射詰(一射ずつ矢を放ち,失中した者は除かれる)という方法で競った結果,1射目で優勝を勝ち取りました。手に持っている矢が優勝を決めた矢だそうです。豊富な練習量による揺るがない自信をもとに,バランスと集中力が試される競技なんだそうです。校内に正式な射場や的場がないという厳しい練習環境の中,地道に努力を重ねてきた成果が出ました。引き続き,高校総体予選でも結果が残せるよう期待しています。

No.235 R02.02.12

 11日の祝日,東京銀座に位置する広島のアンテナショップTAUで開催された関東支部同窓会に出席してきました。世代を超えて32名の同窓生の皆さんと楽しい時間を過ごさせていただきました。参加者最年長で昭和29年卒業の錢本さんから,在学当時,保健委員長として作成した冊子「我が校の保健計画」(昭和28年度)のご提供を受けました。その「まえがき」に次のような件があります「従来の教育は人間形成の教育であると云いながら余りに智的な面に走り人間そのもの生命を考える事が少なくなったのではなかろうか・・・」。敗戦から8年,自由を謳歌しながらも,受験や進学指導が過熱化しつつあった時代に,当時の高校生なりの視点で生命の尊厳性や保健の重要性が説かれています。

No.234 R02.02.08

 東広島市民文化センターのアゼレアホールにて,広島大学マスターズ主催による市民フォーラム「東広島の近未来を語ろう」が開催され,本校からも生徒7名が参加しました。基調講演に続くシンポジウムでは,外国人市民や留学生及び留学生支援者をシンポジストとして報告や対話が展開されました。本校生徒も対話に参加し,国際交流の現状や地元高校生としての役割等について意見を述べました。東広島市には現在,8,000名近くの外国人(人口の4%)が居住しており,地方自治体における市民社会の構成メンバーとして,その共生・共存のあり方が問われています。高校生もその議論や交流に積極的に参加していきたいと思います。

No.233 R02.02.07

 昼食を取りながら,創業100周年を記念して発刊された「マツダ百年史 エピソード編」(寄贈本)を読んでいると,面白いエピソードがありました。現社名のMAZDAがゾロアスター教の神アフラ・マズダーにちなんだものであることは有名な話ですが,もともと創業者を中心に考えた三輪トラックの名称案に「天使」があったそうです。しかし「転死」に通じて不吉であるとか,当時の脱脂綿の商品名にあったなどの理由で,最終的には「マツダ号」になったそうです。巻末には「自らを信じ,人を信じ,天を信じる」という創業者である松田重次郎氏の言葉が紹介されています。本校の校是「信・敬・愛」に通じる素敵な言葉です。

No.232 R02.02.05

 JICA主催の国際協力エッセイコンテスト2019(高校生の部)で,1年生の合田有紗さんが全国28,141点の応募作の中から個人賞(佳作)を受賞しました。タイトルは「『弱者をつくらない』世界を目指して」です。合田さんには,18トリソミー症候群という先天性の病を有する妹さんがいましたが,三年前に他界をされたそうです。その妹との生活体験をもとに,全ての人が自分らしく生きていける社会について考えるようになったと話してくれました。SDGs(持続可能な開発目標)の基本理念は「誰ひとり取り残さない」です。なかなか困難な目標ではありますが,一人一人がその普遍性や理想を心に留めて生きていければと願います。あわせて今年度も学校賞を受賞しました。

No.231 R02.02.03

 今日は節分です。したがって明日は立春,いつもは「暦の上では・・・・」と,厳しい冷え込みに「春遠からじ」を期待する季節ですが。今年は旧暦のとおり,春の陽気が続いています。正門前の住宅の梅も満開で,鴬らしき鳥が遊んでいます。正月(春節)を迎えた中国の工業都市ウーハンの混乱拡大が心配ではありますが,明日は入学者選抜(Ⅰ)の実施日です。天候もまずまず,受検生の皆さんが万全の体調で臨まれることを願っています。

No.230 R02.01.29

 現在,定時制課程及び芸術科を中心とした北館校舎は内部リフレッシュ工事中です。この校舎の竣工は昭和52年なので,ちょうど私が在学していたころに完成しました。もう43年も経つので各所に傷みが生じていますが,二学期開けの頃には良い環境で学習に臨めそうです。人手不足と「働き方改革」の流れなのでしょうか,工事を請け負う業者さんの立て看板にも切実さを感じます。また,工事事務所に設置してあるAEDの利用を促す看板も見えます。本校には事務室前と体育館内の2か所に設置してありますが,万一の緊急時には地域の皆様にも使用をしていただきたいと思います。

No.229 R02.01.27

 先週末,陽気につられて安芸中野駅から瀬野駅間の西国街道(旧山陽道)を歩いていると,なんと約30年前の卒業生(担任クラス)にばったり,お互いを指さしてしばらく言葉を失ってしまいました。色々あったらしく今年から再スタートを切るそうです。がんばってね。60歳になるとなんと映画が1000円で鑑賞可能につき,現在公開中の「記憶屋」を観てきました。他人の記憶を消し去ることができる準主人公を取り巻く,ヒューマンドラマ映画です。辛過ぎて無意識に抑圧したり,時の経過と共に自然に薄れていく記憶,でも心に留めて継承していかないと同じ過ちを犯してまう怖さもある記憶。映画を観ながらあれこれ考えさせられました。それにしてもエンドロールの「時代」には年甲斐もなくやられてしまいました。

No.228 R02.01.21

 出張を終え,JR西条駅から賀茂高校へ帰る道すがら見上げた西の空は,きれいな薄茜色でした。明日も良い天気なのでしょう。高校在学当時の通学路であった西国街道(旧山陽道)を西に歩き,学校正門附近に到着したころには夜の帳が下りて,上空には宵の明星「金星」が小さく輝いています。もう1月も下旬,少しずつ日が長くなっている印象です。リフレッシュ工事中の北館ではすでに定時制の授業が始まっています。

No.227 R02.01.18

 大学入試センター試験第1日目です。例年,霜や雪で冷え込む広島大学東広島キャンパスですが,今年は寒さを強く感じることはありません。受験生や点呼及び激励を行う先生方にとってはスムーズなスタートとなりました。受験会場へ向かう途中で,本校生徒がNHKの取材クルーからインタビューを受けていました。1979年度入試からスタートした共通一次試験,そしてその後継であるセンター試験をめぐっては昨年末大きな混乱が生じましたが,来年度から名称が大学入学共通テストに変更されます。授業等を通して,読解力・思考力の系統的な育成がさらに求められていきます。

No.226 R02.01.17

 今日は阪神・淡路大震災から25年目です。ビルや家屋が倒壊し,阪神高速が横倒しになった光景に呆然とした記憶があります。本校正門前の道路沿いに設置されているブロック塀の改修工事がやっと始まりました。平成30年6月の大阪北部地震によって,倒壊した小学校のブロック塀に挟まれた児童が亡くなるという痛ましい事件が発生。その後,県内公立学校などのブロック塀の安全性が問われ,順次改修工事が進んできました。一方,道路をはさんだ向かいでは高層マンションの建設が急ピッチですが,今後,歩行者や自動車の増加が予想される道路ですので,安全・安心の確保が求められます。

No.225 R02.01.13

 マツダ財団主催の講演会に参加させていただきました。今年の講師は明治大学文学部教授 齋藤 隆 先生です。知性や情熱に溢れ、巧みな話術とアクティブな展開で聴衆を引き込む素晴らしい講演でした。「コミュニケーション力とは反応の良さであり、自分と相手の経験世界を混ぜ合わせるために質問力が鍵になる」との言葉が印象的でした。特に教師には質問力そして引き出す力が求められますね。

No.224 R02.01.10

 アルゼンチンからのAFS留学生アレックス君の帰国が近づいてきました。昨年3月に来日して約11か月,日本語も随分流暢になりました。勉学や部活動にも熱心に取り組み,弓道部の活動では初段を取得しました。アルゼンチンの北部ミシオネス州に帰国後は現地の高等専門学校にもう一年在学し,卒業後は広島大学への留学をめざしているようです。東京といった大都会より広島や東広島の街と人情が肌に合っているそうで,とってもナイスガイです。

No.223 R02.01.10

 昨日から今日にかけて,業者さんによる植木の剪定作業です。校内の黒松を中心にさっぱりと,そして美しく仕上げていただきました。黙々と作業をされているようにも見えましたが,植栽と無言の会話を交わしながらの作業かなと勝手に想像してしまいました。対話にもいろいろな関係や形態があります。朝日に照らされた校舎と山茶花がきれいです。1月とは思えない陽気です。

No.222 R02.01.08

 国道486号に面した南門は普段は閉ざされたままです。その門柱には「廣島縣賀茂髙等學校」の表札がはめ込まれています。本校は昭和23年4月の学制改革により男女共学の広島県賀茂高等学校となり,翌年4月,広島県西条農業高等学校と合併して広島県西条高等学校となります。さらに,昭和28年4月には農業課程が分離して再び広島県賀茂高等学校(普通科と生活科)に,そして昭和43年4月には定時制課程を新設し,同年10月には現在の広島県立賀茂高等学校の名称となりました。門柱は昭和40年代前半まで,現在の正門附近に設置されていたものを移設したものではないかと思われます。

No.221 R02.01.03

 あけましておめでとうございます。新年を迎えてしまうと一日の経過がさらに速く感じます。年度で計画が進行する学校暦においては,1月から3月は大学入試や高校入学者選抜,卒業式・進級認定,そして人事異動及び新年度準備と,息つく暇もなく,そして気の抜けない業務が続いていきます。用意周到に,また教職員の力を合わせて丁寧に各業務にあたっていければと思います。今日はまだ生徒の姿は見えませんが,明日あたりから部活動も再開でしょうか。生徒一人一人にとってこの一年が充実した年となり,人間的成長につながるよう願っています。

    

No.220 R01.12.31

 大晦日を迎えました。晦日(みそか=三十日)とは各月の最後の日を指しますが,旧暦から新暦になると,三十一日の月や二十八日の月が生じてややこしくなってきたのでしょうか,晦日という当て字で月の最後を,また12月の最後の日を大晦日と呼ぶようになったようです。午前中は校内の見回りと,今年最後の片づけを行いました。今年度の年末・年始のカレンダーは勤務をする者にとっては,ささやかですが好都合かもしれませんね。「働き方」が大きく問われた1年でしたが,穏やかにそして静かに賀茂高校の2019(令和元)年最後の日が過ぎていきます。

No.219 R01.12.27

 今日は令和元年の仕事納めです。時々晴れ間もありましたが,昨日からの雨が続き不安定な天候です。ぬかるんだグラウンドですが,野球部・ソフトボール部・サッカー部・陸上競技部など,元気な掛け声で練習に取り組んでいます。これまでの取組の成果や課題を確かなものとして固めてきた亥年から,あらたな目標やそのための方策を生み出していく子年へと暦は絶え間なく動いていきます。生徒・保護者・教職員の皆さん,そして賀茂高校に関わる皆様,どうぞよいお年をお迎えください。そして,来年も引き続きよろしくお願いいたします。

No.218 R01.12.22

 賀茂高等学校の同級生宮本君がバンドマスターを務める「East Wave Orchestra」のクリスマスコンサートが「くらら」小ホールで開催されるということで駆けつけました。ビッグバンドジャズやミュージカルの名曲とともにボサノバや定番のクリスマスソングなど,幅広いジャンルで楽しくスウィングできる演奏でした。アルトサックスとともにボーカルを担当したのは,本校昭和55年卒の角谷さんで,伸びやかな素晴らしい歌声でした。12月下旬の冬至にもかかわらず外は雨です。明後日はクリスマスイブ,今年はやはり暖冬なのでしょうか。

No.217 R01.12.21

 山口市への所用の帰り,一度訪れてみたかった「山頭火ふるさと館」へ行って来ました。防府天満宮の門前に位置する種田山頭火の生涯を紹介する資料館です。自由律俳句の俳人として有名な山頭火は,行乞記(托鉢の旅日記)で,上瀬野から八本松そして西条への旅日記を残しています。八本松では雨の中,名も無いおじいさんが財布から1銭を喜捨してくれたことに感激し,西条では,関西第一の酒造地ながらお金が無くて酒が飲めないことを残念がる素直な感情が記されています。昭和8年9月20日から21日にかけての日記です。旧山陽道を歩いたとすれば,右手に賀茂高等女学校を眺めながら通過したかもしれません。「分け入っても分け入っても青い山」そんな人生の境地を感じながら・・・。

No.216 R01.12.14

 西条酒蔵通りに面した歴史広場で第4回大筆パフォーマンスが開催されました。昨年から本校書道部員によるパフォーマンスを披露させてもらっています。今年は地元のジャズバンドである「M-Project」さんとの共演で,Little Glee Monster の「世界はあなたに笑いかけている」をBGMにダイナミックに書き上げました。お天気にも恵まれ,地元の皆さんや観光客の方から大きな拍手をいただきました。主催して頂いた【KAKU書】実行委員会の皆様に心から感謝申し上げます。

No.215 R01.12.13

 今朝は今年一番の冷え込みで,通勤時の車の温度計は氷点下1℃を表示していました。南1号館4階から西の空を見るとなんと太陽が,ではなくて満月です。昨夜は今年最後の美しい満月(コールドムーン)でしたが,翌朝もまん丸の姿を見せています。現在7時5分,3年生の教室には既に蛍光灯のあかりと学習に勤しむ生徒の姿が見えます。大学入試センター試験まで1カ月余り,最後の追い込みです。体調の維持管理と朝方の学習スタイルへの切り替えが大切な時期に入ってきました。

No.214 R01.12.10

 12月中旬に入りました。うららか日和です。学校の冬の風物詩ともいえる体育の持久走が始まりました。来年2月14日のマラソン大会本番に向け,個々人の目標タイム突破をめざして黙々と挑んでいます。軽快に地面を蹴って駆け抜ける靴音,あるいは引きずりながらの辛そうな靴音,そして一人一人を励ます先生方の厳しくも温かい掛け声が校長室にも届いてきます。「これが学校なんだなー」と歳を重ねたせいでしょうか,つい思いに耽ってしまいました。汗ばむような陽気なので,走破後の冷え込みに気を付けて風邪など引かないように。

No.213 R01.12.09

 先週のマレーシア教育視察団の皆さんに続き,「日本-マレーシア国際教育と文化交流プロフラム」の一環で,ひろしま国際センター(HIC)において「日本語がんばろう!プログラム」に参加している,マレーシア南部ジョホールバルに位置するスルタンイスマイル国民中等学校の校長先生をはじめ,先生方及び生徒の皆さんに訪問していただきました。1年生「コミュニケーション英語Ⅰ」の授業交流では,マレー語・日本語・英語での簡単なあいさつや自己紹介をした後,スルタンイスマイル高校の生徒が,来年研修旅行で訪問するジョホールバルの紹介等について流暢な英語で説明をしてくれました。後半は日本の文化について賀茂高生による説明,そして実際に体験をして楽しんでもらいました。

No.212 R01.12.07

 最近,シンギラリティー(技術的特異点)やSociety5.0(仮想空間と現実空間を高度に融合させた人間中心の社会)といった近未来を予測した報道や著作が目立ちます。7日に広島国際会議場であった広島工業大学の公開シンポジウムでも「Society5.0時代の波に乗ろう~超スマート社会を迎える一人ひとりの課題~」をテーマに,行政や企業,大学研究者の各パネラーが講演と討論を展開されました。私なんか波に乗るどころか,溺れてしまいそうな内容で,先行きが不安になってしまいましたが,教育や医療の地域格差及び新たな価値の創造といった面で期待も感じました。いずれにしてもITやデジタルを手段として,私たち人間の「なぜそれを求めるのか」といった目的における判断力が試されているように感じます。

No.211 R01.12.06

 マレーシアを中心とする教育視察団の皆さんが本校を訪問。マレーシア教育省の幹部ならびに大学や中・高等学校の先生方及び生徒さんなど,総勢16名で,賀茂高等学校の授業やホームルーム・清掃・部活動等を見学していただきました。マレーシアといえば,マハティール氏が2期目の首相を務めていますが,かつて「ルック・イースト」のスローガンを掲げながら日本との経済や留学等の人的交流が活発に展開された時期もありました。急激な経済成長を遂げつつある今,日本の教育環境や高校生の姿は訪問団の皆さんにどう映ったのでしょうか,気になるところです。

No.210 R01.12.03

 午後の研修会・講演会に続き,夜には定時制課程の生徒を対象とする伝統文化体験会を開催しました。今年は,日本教育公務員弘済会広島支部の教育文化事業(講師派遣事業)の助成を受け,津軽三味線奏者 こうのひとし(河野一志)さんをお迎えして演奏を披露していただきました。軽快かつ力強さがあり,また哀愁や情念を感じることができる味わい深い演奏でした。「津軽じょんがら節」や「情熱大陸」など,生徒にとってもお馴染みの曲もあり,さらに生徒による三味線の演奏体験も楽しくサポートしていただきました。紆余曲折を経た,河野さんご自身の青年期談も生徒の心に響いたのではないかと思います。

No.209 R01.12.03

 定期考査4日目の午後は教職員対象の校内研修会と講演会を実施しました。まずは人権教育研修会にて「自他を大切にする心を育む」をテーマに,人権の共存感覚や実践的態度を磨くためのコミュニケーションの在り方について,事例に沿ってグループワークを中心に考えを出し合いました。次に体育館小アリーナにて,NPO法人「ステップ21」から講師をお招きし,タオルを使った健康体操を体験しました。軽快な音楽とタオルが体の柔軟性を適度に引き出してくれて,日頃使っていない関節や筋肉がグラグラ・ピリピリです。相互に補完し合うメンタルとカラダ,どちらも無理なく中庸を旨として過ごしていきたいものです。

No.208 R01.11.30

 福山市で開催された第11回ユネスコスクール全国大会に参加してきました。持続可能な開発のための教育(ESD)の推進及び持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて,教職員及び生徒・教育行政・自治体・公益法人・企業等の関係者が参集し,基調提案や実践発表及び協議等が行われました。本校は平成25年にユネスコスクールに認定され,同じユネスコスクールの姉妹校ミチュホル外国語高校をはじめとする国際交流の推進や地元東広島市の地域課題の発見・解決に係る取組,前身の高等女学校生徒が体験した被爆の実相を語り継ぐ活動等,幅広い実践を行っています。未来の創り手としての資質や能力を高めるため,取組を継続していきたいと思います。

No.207 R01.11.29

 セミナーハウス(葵修館)前のアメリカフウの落ち葉を掃きながら,葉っぱをしげしげと見ていると,当たり前ですが同じ色や同じ形の葉っぱはありません。それぞれの個性を有したまま落ち葉となっています。いずれ腐食して土を肥やすことになるのでしょう。私たちの社会も様々な色(個性)を有する個人が共に生きています。その多様性を可能な限り受け止めあえる,そしてそれぞれの個性が組織の活性化につながればと思います。いわゆる「ダイバーシティー」とはもともとビジネス用語のようですが,今後,さまざまな組織においてダイバーシティーの理念は現実化していくのではないでしょうか。

No.206 R01.11.27

 創立80周年を記念して建立された校是の碑は,正門に向かって無言で生徒を出迎えそして見送ります。春には桜やつつじ,秋にはモミジを従え泰然自若といった雰囲気です。石碑の題字は,昭和27年から16年間にわたって本校の国語・書道教諭として勤務された後,福岡教育大学や現在の広島文教大学の教授として教鞭をとられた塚田康信先生の揮毫によるものです。建立から33年が経過,猛暑や風雪に耐え,風格が増してきました。

No.205 R01.11.26

 来年度からの県立広島大学の学部・学科改編にともない,前教育長で,現在は県立広島大学の参与でいらっしゃる下﨑邦明先生にお越しいただき,これからの時代に求められる力や大学の各学部・学科がめざすものについて具体的に説明していただきました。志望校として視野に入れている2年生及び3年生の生徒約60名が参加し,それぞれ,大学の学びに対するイメージをふくらませるとともに,国際的な視点を有して地域課題や地域創生に取り組むことの重要性について認識を深めることができました。

No.204 R01.11.23

 2学期期末考査1週間前となり,部活動のない週末です。土曜日午前中に東広島市安芸津町にある榊山八幡宮を訪れました。拝殿の手前には三浦仙三郎氏の立派な銅像が立っています。三浦氏は軟水醸造法を生み出した「吟醸酒の父」と称され,多くの杜氏を養成し,西条や芸南地域の酒造業の発展に大きな功績を残しました。現在,三浦仙三郎の杜氏(架空の人物)の末裔を主人公とする映画「吟ずる者たち」の製作が進行中で,映画には本校に隣接する「サタケ」の創業者,佐竹利一氏も登場するようです。昨年は西条を舞台とする「恋のしずく」の上映がありましたが,地域の伝統文化や精米・醸造技術への再評価につながれば良いですね。

No.203 R01.11.22

 定時制課程では,地元の特別養護老人ホーム桜が丘保養園の介護職員さん,東広島市社会福祉協議会企画福祉課の皆さんのご指導の下,車いすを使用した「ハンディキャップ体験学習」を実施しました。体育館内にカラーコーンやマット,パイプ椅子等の車いすの走行を妨げる障害物を意図的に配置し,その安定的な操作を身を持って体験していきます。ペアになってゲーム感覚で楽しく取り組んでいる生徒の姿が印象的でした。超高齢社会を生きる生徒たちに日常生活での実践的な技能や意識が高まることを期待します。

No.202 R01.11.21

 今年度も広島大学大学院国際協力研究科(IDEC)の留学生さんをお迎えし,1年生の「総合的な探究の時間」において,自国文化の紹介や自国の課題についてお話を伺い,多文化共生社会の実現に向けた認識を新たにしました。IDECは,開発途上国が抱える様々な問題に対し,環境・教育・平和をキーワードとした学際的な研究アプローチを通して,創造的・協同的に取り組むことができるグローバルリーダーの育成を使命としています。アジア・アフリカ諸国からの留学生さんが多く,こうした海外からの留学生さんと身近に対話できるのも賀茂高校の魅力の一つです。

No.201 R01.11.19

 10月に来校されたミチュホル外国語高校の校長先生から頂いた記念品をゆっくり鑑賞する余裕もなく1カ月が経過してしまいました。改めて御紹介です。この記念品は朝鮮三国時代(高句麗・新羅・百済)の古墳である皇南大塚(朝鮮半島で最大規模)北墳から出土した金冠と金製帯金具(国宝第191号 国立中央博物館所蔵)のレプリカです。王妃の金冠は新羅で流行した山字形金冠の典型を示しており,5世紀頃のものと推測されているそうです。ちょうど北の高句麗や日本(倭国)との権力関係から脱却を図ろうとしている頃でしょうか。政治的権威が伺えます。

No.200 R01.11.17

 校内の木々は,先週半ばの冷え込みで一気に紅葉が進みました。週末の小春日和に誘われ,安芸太田町加計にある吉水園を訪れました。天然記念物モリアオガエルの生息地として,また,鈴木三重吉が小説の構想のために逗留したことで有名な吉水園ですが,園内の吉水亭から眺める真っ赤なモミジは圧巻でした。その後,街中を散策していると加計高校のきれいな校舎にたどり着きました。急速な社会構造の変化が進む町において,特色ある学校,地域に必要とされる人材の育成に向けて様々な取組を進めておられます。学ぶべきことが多い学校です。

No.199 R01.11.13

 オリンピック・パラリンピックムーブメント推進事業において,本年度はサッカーのシドニーオリンピック代表で,現在はサンフレッチェ広島のアンバサダーを務める森﨑浩司さんお迎えし,対話形式の講演とミニゲームでの交流を行いました。目標設定においては現状を踏まえて実現可能なものを継続的に追い求めること,その中でメリハリやオンとオフの切り替えの重要性について,ユーモアを交えて応えてもらいました。ミニゲームでは,現役時代さながらに左足からの華麗なシュートを決めてくれました。この事業を担当した保健体育科の濱野先生(写真右)もシドニーオリンピックのアーチェリー代表選手だったので,昔話で盛り上がり記念撮影です。訪問について取り上げた地元紙の記事もお読みください。

No.198 R01.11.08

 週末のお楽しみ,茶華道部生徒の生け花が今週も届きました。蕾とカップ状のピンク色の椿,そして茜色に染まった葉はブルーベリーの小枝だそうで,とても意外でした。茜・桃・黄・緑と自然の色は美しく,同時に完熟したブルーベリーの紫もイメージしてしまいます。二十四節季では立冬を迎えましたが,天高く澄んだ青空と凛とした空気,そしてそれぞれの目標に向かって第三コーナーから第四コーナーへ向かうそんな季節です。

No.197 R01.11.07

 1・2年生の「総合的な学習(探究)の時間」通称GAP(Glocal Action Program)における「社会人講演会」の講師として,平成18年の本校卒業生である鈴木英士さんをお迎えしました。高校時代はソフトテニス部でインターハイ及びハイスクールジャパンカップ出場など輝かしい戦績を残して広島大学及び大学院へ進学。その後,東広島市役所勤務を経て,現在は最年少の東広島市議会議員そして「地域」と「学生」をつなぐ拠点「Oluolu Cafe」の店長として活動中です。本日は「地域課題の発見から解決へ」と題し,後輩たちへ課題研究の指針と熱いメッセージをいただきました。

No.196 R01.11.05

 今朝から生徒会理事会の生徒を中心に「赤い羽根共同募金」の呼びかけを開始。先月の台風や豪雨による被災者への義援金も同時に募ることとしました。今年度の「赤い羽根共同募金」の目標金額は193億2,933万円だそうで,国民一人当たりに換算すると約160円となります。小さな善意の気持ちが大きく広がることを期待したいものです。先日の首里城の火災で,ふるさと納税を活用したクラウドファンディングのウェブサイト「ふるさとチョイス」を通じて那覇市が受け付けた寄付金は4日午後1時過ぎに2億円を突破したそうです。インターネットを活用した復興支援のスピードと広がりを実感する一方で,そこから取り残されているものはないのかを懸念します。

No.195 R01.11.03

 令和2年度の入学者選抜に係る説明会を開催しました。昨年に続いて2回目となりますが,中学生及び保護者約280名の皆さんに来校いただきました。夏のオープンスクールは学校の教育活動や高校生の姿を知っていただくことが目的ですが,今回は入試情報及びその対策に特化した説明及び個別相談等に対応させていただきました。そろそろ志望校・受検校も絞られているのでしょう,皆さん真剣に耳を傾けメモをとられていました。全日制課程は昨年と同じく7クラス(280名)の入学者定員となりました。引き続き,地元市内の中学生さんを中心に「選ばれる」学校をめざして教育活動を展開していきます。

No.194 R01.11.02

 汗ばむほどの秋晴れの下,広島県高等学校定時制通信制種目別大会軟式野球の部が御建公園野球場で開催され,開会・閉会式にて挨拶及び表彰を行いました。前日に本校野球部員がグラウンド整備及びライン引き等を入念にやってくれていたおかげで,朝からスムーズに開会できました。陽気に誘われてか応援の観客も多く,神社では七五三さんの参拝客も見られました。思い起こせば25年前,わが子二人も御建神社へ「七五三詣」に行ったのを懐かしく思い出します。神社周辺の木々も紅葉そして落葉し始めており,秋真っ盛りといった風情です。今年も残り約2カ月,「日日是好日」で進みましょう。

No.193 R01.10.28

 数学における優秀な人材発掘を目的の一つとする県高等学校教育研究会数学部会主催の「数学コンクール」において,2年生の近藤佑哉君(左)が表彰を受け,先週26日の講評会で第2問の解答について発表を行いました。また,同じく2年生の保手濱駿仁君(右)の解答も優秀な解答として評価され,冊子に掲載されました。「一つの問題には複数の解答方法やその筋道があり,その中でより合理的で美しい解法を見つけることに数学の楽しさを感じる」と両名ともに話してくれました。高校卒業後は近藤君は理学部の数学系へ,保手濱君は工学部の電子工学系へ進みたいそうです。夢は広がります。

No.192 R01.10.26

 今朝の新聞で広島文化学園名誉学園長 坂田 正二先生のご逝去の報に接しました。高屋町ご出身の先生は本校の前身である西條高校第1回のご卒業で,創立90周年(1996年)の折りには同窓会長として,日本初の宇宙飛行士である毛利 衛さんをお招きした記念講演会の開催等にご尽力いただきました。当時,30代の若造だった私のような教員にも恵比寿様のような笑顔で,優しく声をかけていただいたことがたいへん印象的です。米寿の年に天寿を全うされました。心からご冥福をお祈りいたします。

No.191 R01.10.25

 本年度の2年生研修旅行(10月8日~11日)は台風の影響で1日延泊となりましたが,予定した研修は全て消化することができました。研修内容の一つ,関東在住の同窓生とのパネルディスカッションには4名のパネリストが出席。大学教授,国家公務員,アートディレクター,宗教法人職員等,それぞれのキャリアにもとづく豊富な経験や説得力ある助言を丁寧に伝えて頂きました。先輩方の,母校そして後輩たちへの願いや期待は,生徒一人一人の進路開拓意欲につながったことと思います。パネリストの皆さんにはこの場を借りて感謝申し上げます。

No.190 R01.10.23

 制服業者さんから実物2分の1サイズの制服を寄贈していただきました。持ち運びに便利なサイズなので,中学校や学習塾主催の説明会などでも活躍してくれそうです。現在の制服のスタイルに変更して約15年になりますが,当時は「段返り」なしの三つボタンブレザーやスーツが流行していました。その関係でしょうか本校のブレザーは金色の三つボタンで,Vゾーンが狭く若々しいシャープな印象です。それでも最近は二つボタンか「段返り」の三つボタンが主流になってしまいましたね。

No.189 R01.10.17

 韓国の姉妹校ミチュホル外国語高校から,ジ ホキョン(Chi Ho Kyong)校長先生をはじめとする5名の先生方と日本語学科1年生の生徒さん44名が賀茂高校を訪問。本校1年生との研究実践交流及び全体交流会を開催しました。姉妹校提携6年目に当たる今年は両国間の政治的混乱が生じていますが,これまでの相互交流の積み重ねによって,両校間の絆や生徒同士の親愛は年々深まっていると感じています。これからも若い世代には,純粋でエネルギッシュな交流を,そして相互理解と未来志向を期待したいと思います。

No.188 R01.10.11

 週末に広島大学で開催される学会へ参加するということで,平成11年卒の広瀬悠三君が校長室を訪ねてくれました。彼はソフトテニス部の部員で,当時,顧問であった私も一緒に汗を流した生徒の一人です。あれから,約20年,現在は京都大学大学院教育学研究科准教授,教育学博士として研究や学生の指導に活躍中です。最近の著作を2冊寄贈してくれました。高校時代の想い出とともに,教育哲学・臨床教育学という「心」の在り様や教育における「信頼」をキーワードに,穏やかにそして熱く語る広瀬先生との時間はあっという間に過ぎてしまいました。

No.187 R01.10.10

 文芸部の「尖塔」(第4号 No148参照)に掲載された手記(コピー)を郵送した返信で,昭和31年ご卒業の杉井輝祐さんから御礼のお手紙と4年前に朝日新聞(2015年11月25日)広島版に掲載されたご自身の記事(コピー)を送っていただきました。文芸部の「尖塔」には,原爆で亡くなった母に対する,幼少期からの想い出が丁寧に記されており,送付いただいた新聞記事には,父母そして姉を原爆で奪われた杉井さんの無念さや切ない思い,そして,父の「遺書」を心の支えに戦後を生き抜いた人生が記されています。電子版記事にアクセスしてお読みください。

      

No.186 R01.10.09

 第40回牛乳・乳製品利用料理コンクールの一次予選を突破し,10月11日の県大会に出場する1年生の山賀君が「とうふグラタン」の試作品を持って来てくれました。グラタンというとエビや鶏肉,マカロニといった具材が一般的ですが,こんがりと焼き色のついた表面をスプーンで破ると,とうふが登場です。「家庭基礎」の夏休み課題で考えたメニューだそうです。高タンパクで低カロリーなとうふに目をつけたのがなかなか良かったです。昼食を食べ終えた直後だったので全部食べきれずごめんなさい。本番での健闘を期待しています。がんばれ「厨房男子」。

No.185 R01.10.04

 本館のエントランスで静かに時を刻んでいる振り子時計は,昭和31年の卒業生から寄贈されたものです。12と60の数字が組み合わさる時計ですが,ネット情報によれば古代バビロニア人が数学・天文学で使用していた「12進法・60進法・円周360度」から単位は作られたそうです。悠久の歴史に思いを馳せながらも,時々刻々と変化する状況に追い立てられて一喜一憂する毎日です。果てることなくこれからも時は刻まれていくのでしょうが,受験を控えた3年生にとっての時間は確実に狭まっています。でも,あせらずに一日一日を堅実に!

No.184 R01.10.03

 第54回全国大学生協連の「学生生活実態調査」(2018年10月調査)によれば,大学生の1日の平均読書時間は30分,さらに48%は読書時間が「0」だそうです。また,読書時間「0」の多くは小学校入学前から高校までの全ての時期で「全く読まなかった」そうで,読書習慣はなかなか変わらないことを示しています。そういう意味で,中高生が読みたいと思う本を紹介したり,興味深い本と出合う機会や環境が重要となります。中国新聞の「青春文学館」には,本校生徒がよく投稿をしてくれていますが,少しでも中高生が本を手に取るきっかけになれば良いなと思います。

No.183 R01.10.02

 定時制課程3年生「日本史B」の授業の様子です。2時間目の授業は18時25分からのスタートですが,50分間を通して前向きに取り組む生徒の姿が印象的です。本時限は,不平等条約の改正に至る過程について国内外の情勢と関連させながら思考させていく展開でした。「なぜ」の発問をもとに,歴史的事象や背景を関連付けて論理的に説明させようと先生も四苦八苦です。時を超え,先日,日米修好通商条約ならぬ日米貿易交渉が終了しましたが,アメリカのTPP脱退の中で,果たして「ウイン ウイン」となるのでしょうか。定時制課程の授業は21時15分まで続きます。

No.182 R01.10.01

 梅雨のような蒸し暑さがぶり返していますが,台風の影響でしょうか。お彼岸も過ぎ日暮れも早くなってきました。グラウンドに出てみると鉄棒がライトに照らされています。「懸垂に挑戦してみたら」といった心の声に導かれ,周囲に誰もいないことを確認してぶら下がってみましたが,まったく体を持ち上げることができませんでした。42年前はこの同じ場所の鉄棒で蹴上がりや懸垂がスイスイできていたのに,「一体,何歳ぐらいから懸垂が一回もできなくなったのか,いつを境にできなくなったのか」どうでもよいことを考える神無月初日です。2年生は一足お先に中間考査,1・3年生も考査1週間前に入りました。

No.181 R01.09.30

 

 「未来博士3分間コンペティション2019」高校生によるポスターセッションの部(日本語部門)において金賞を受賞した1年生科学部の吉行さんと川原さんが受賞報告に来てくれました。研究テーマは「淡水性カメ類の生態学的研究~保全から外来種対策を目指した総合的アプローチ」です。今年度に入って800匹もの新しい個体を捕獲しつつ,固有種であるニホンイシガメに寄生するヌマエラビルの生態研究をもとに環境保全及び外来種対策について幅広く研究しているそうです。ポスターセッションでは「1分間でまとめて発表してみてください」といった想定外の要求がオーディエンスからあったりしてたいへんだったようでが,研究の今後に期待です。

No.180 R01.09.28

 昭和31年の卒業生43名の皆さんに母校を訪ねていただきました。傘寿を過ぎ,今日は「同期会卒業式」と銘打った懇親会の前に懐かしい賀茂高校での記念撮影となりました。約束した撮影時刻に到着されない同級生にヤキモキして電話をされると「明日じゃと思うとった」との返事,幹事さんも一苦労です。それでも冗談を交わし合う皆さんのキラキラした笑顔と甲高い声,気持ちは63年前の高校時代へとタイムスリップです。

No.179 R01.09.26

 東京出張の夕食時に立ち寄った新橋のお店は,全国3200校を超える高校等の「よせがきノート」が店内の棚に所狭しとファイリングされています。あくまで来店されたお客さんの要望にもとづいて,店主さんのご厚意で手作りされるようですが,賀茂高等学校も2600番目に作成されました。ノートを開いてみると,関東在住あるいは仕事等で上京した同窓生の手記がページを埋めています。年齢や職業も様々ですが,懐かしい高校時代の想い出を素直に表現してある印象です。記念に私も1ページ埋めてきました。今となっては懐かしい伝言板みたいで,少し元気を頂きました。

No.178 R01.09.25

 「第58回地図ならびに地理作品展」で2年生の中村拓海君が地球環境賞を受賞。「ため池の防災機能の検証」をテーマに実地検証の結果をポスターにまとめた作品です。賀茂台地は水資源の確保を目的とした多くのため池が存在しますが,昨年の7月豪雨をきっかけに治山治水や自然災害の見地からその見直しも進んでいるようです。23日にニューヨークで開かれた国連気候行動サミットでの16歳の環境保護活動家グレタ・トゥーンベリさんの演説は衝撃的でしたが,中村君の作品は「Act Locally」の視点で地元地域の課題を提起しています。

No.177 R01.09.19

 爽やかな秋晴れのもと,復活第23回体育祭が挙行されました。賀茂高校に赴任して1年半,これまで多くの学校行事が降雨に悩まされて来ましたが,今日は絶好の日和です。紅組・白組それぞれの応援団長のリーダーシップのもと,互いに支え合って各競技及び集団演技に全力で取り組んでくれました。今年度は,本校に隣接する「あい保育園西条東」の園児さんを招待し,1年生のムカデ競走に飛び入り参加してもらいました。高校生や観客の皆さんから大きな拍手や声援を送られた園児たちも愛くるしい笑顔を振りまいてくれ,穏やかに時間が流れていきました。

No.176 R01.09.16

 「敬老の日」の16日,東広島市芸術文化ホールでは西条地区敬老会が住民自治協議会の主催で開催されました。総合司会は本校1年生の高波 晶さんが担当です。大役でしたが,とてもメリハリのある口調でスムーズな進行でした。来賓祝辞の後,小学1年生の微笑ましい作文朗読,そしてアトラクションは神楽の勇壮な舞と,趣向をこらしたメニューでした。15日の総務省発表によると65歳以上の比率は28.4%と過去最高を記録,就業者(平成30年)も最多の862万人(全体の12.9%)を占めているそうです。超高齢社会における在り方生き方が問われています。

No.175 R01.09.13

 お月見を楽しもうかと思いきや,夕方から東の空は雲に覆われており,諦めて帰宅しようとした午後8時20分頃,運よく雲の切れ間から中秋の名月が顔を出してくれました。本館南側の草むらではコオロギでしょうか,虫が鳴いています。都市化が進む西条地区でも夜の校内では十分風情を感じることができます。定時制の生徒たちが体育館方面へ移動する足音や会話で,コオロギが静かになりました。英語でclicket,ディズニーの「ピノキオ」に登場する美声のコオロギであるジミニー・クリケットは,やんちゃなピノキオを粘り強く良心へと導きましたね。

No.174 R01.09.12

 9月11日の中国新聞「広場」に掲載された本校国語科の非常勤講師,高橋先生の投稿です。私にとって先輩であり恩師である高橋先生ご本人から病状を告げられたのは8月23日。その時は戸惑いでスムーズな会話にならなかった記憶があります。あれから約3週間,様々な精密検査を経て治療方針が決まり,来週から入院による治療が開始されます。「驚きと混乱」から現状の「受け止め」,そして生への「淡々」とした姿勢へ(もちろん心の不安は尽きないと思いますが・・・)。治療への専念そして早期回復を心から願っております。

No.173 R01.09.06

 金曜日の放課後は茶華道部の生徒たちが部活動で生けた花を持ってきてくれます。今年の中秋の名月までちょうど一週間ということで,スッと伸びたススキそして秋の季語であるキキョウの紫色が鮮やかです。日本人に馴染みの深いキキョウの花言葉は「気品」だそうですが,近年個体数が減少してしまい,意外にも絶滅危惧種に指定されているそうです。メダカが指定されたときはマスコミにもよく取り上げられましたが,桔梗もなんですね。生物多様性にとって苦難の時代です。

No.172 R01.09.06

 湿った温かい空気が入り,朝から蒸し暑い陽気です。グラウンドでは9月19日(木)に開催される体育祭に向け,練習が本格化しています。また,明日は市内の多くの中学校で体育大会が予定されています。かつては10月中旬の開催が一般的であった運動会が,5月や9月の時期に早まったのはいつごろからだったでしょうか。都市化や少子化,大学進学率の向上や大学入試センター試験・二学期制の導入等,年度ごとに検討要素があったのだと思います。ただし,近年のこの時期の苛烈な暑さや豪雨は予想していなかったかもしれませんね。

No.171 R01.09.04

 第101回全国高校野球選手権広島大会の写真を県内の高校生から募った「2019わたしの夏・高校野球写真展」(応募作品387点)で本校2年生写真部の宮尾菜生さんの作品が銀賞を受賞し。本日の朝日新聞に掲載されました。打者の力強さを画面いっぱい入れるため,カメラを傾けて撮影した点が評価されています。タイトルは「瞬間」,文字通り一瞬を切り取った写真がこれまでの厳しい練習やこの一球にかける思い,そして今後について想像力を掻き立てますね。

 

No.170 R01.09.02

 今日は定時制の2学期始業式です。式前に1学期皆勤賞や各種検定合格の表彰及びバドミントン部の全国大会出場報告を行い。式後には,保健体育科の非常勤講師である白石智也先生を講師に迎え「国際理解講演会」を開催しました。白石先生は大学卒業後,小学校教諭を経て2年間JICAの青年海外協力隊の一員としてアフリカのウガンダ共和国の小・中学校において体育の指導を経験しました。その経験をもとに現在は再び大学院で研究を続けています。日本とは大きく異なる生活環境や文化の中で,「豊かさ」や「多様性」とは何かについて考えさせられたことを楽しく語ってもらいました。

 

No.169 R01.08.30

 2学期開始から1週間。8月も今週末で終了です。秋雨前線の影響で激しい降雨が続きましたが,今日は過ごしやすい陽気となりました。季節はコイの後退とともに秋に向かっています。本館のエントランスを少しでも明るく華やかにということで,写真部の生徒が撮影した学校行事等の写真を壁面に掲示してもらいました。学校の主人公である生徒の活き活きとした表情や躍動的な姿が元気をもたらしてくれます。

 

No.168 R01.08.26

 今日から2学期です。始業式の最後には,生徒のピアノ伴奏で校歌斉唱です。写真のピアノは世界的な名器スタインウェイで,多くのコンサートホール等でお馴染みです。上前板と鍵盤蓋には Steinway & Sons の社名とロゴマークが,内部には,Hamborg・NewYorkの金色の銘鈑が輝いています。今から14年前の創立100周年記念事業の一環で実行委員会から寄贈いただきました。体育館に常置して,各式典等での演奏や音楽系への進学をめざす生徒が利用しています。残念ながら私のような素人には音色を聞き分けることはできません。

No.167 R01.08.21

 昨日,姉妹校を訪問した15名の生徒及び引率の先生が,予定した全日程を終え広島駅に帰着しました。高まった両国の外交的対立の中での訪問でしたが,民間レベルにおいては大きな混乱もなく,また体調を崩す生徒も出なかったのは何よりです。現地への訪問や交流を通して,両国の歴史や文化の違いを相対的に受け止め,そして未来へ繫げていくための力が育ったのかなと思います。10月17日に日本語学科の生徒さんが本校を訪問する際には,交流行事のリーダーシップを担ってくれることを期待します。

No.166 R01.08.20

 夏季休業も残すところ1週間となりました。現在16時,3年生の自習室では数名の生徒が黙々とテキストに向かってます。休業中の学習の場は,自宅はもちろんのこと,学習塾や図書館等の公共施設を利用する生徒も多くいますが,学校の自習室を有効に活用する生徒も多くいます。それぞれにとって居心地が良く,集中できる場所を見つけ,自分らしい学習スタイルや習慣を大切にしている生徒は,その力を伸ばしていく印象があります。それも「主体的な学び」の一つかもしれません。

    

No.165 R01.08.13

 今日から3日間は夏季一斉閉庁により,部活動や自習に訪れる生徒もなく,校内は蝉時雨のみ。本当の時雨が欲しいところですが,これからやってくる台風10号による暴風雨被害は避けたいところです。やや風が強くなってきました,学校敷地内で飛びそうなものがないか点検です。グラウンドの防球ネット等はすでに倒されています。お盆には家族で笑顔があふれ,そして無事,台風一過となりますように。

No.164 R01.08.05

 「原爆の日」を前にして,各市町では戦災・原爆死没者の慰霊式や追悼式が行われています。4日(日)には東広島市原爆死没者慰霊式が八本松地域センターでありました。式後には市民オーケストラによる演奏や本校生徒による被爆証言の朗読も行われました(中国新聞8月3日掲載)。朗読された証言は「被爆40周年賀茂台地の声」(昭和61年出版)から引用されましたが,その本の中には1980年代の半ば,賀茂高生が家族や被爆者の方から聞き取り調査を行った内容も収録されています。歴史の継承は若い世代の実践に託されています。後日放送された,地元CATV「KAMONチャンネル」の映像とFM東広島の「9ジラジ」で放送された本校OG高橋繁子さんのインタビューを視聴ください。

  

No.163 R01.08.04

 第66回同窓会総会及び懇親会が開催されました。懇親会の余興では,本校軽音楽部生徒と昭和55年卒同窓生との共演で青春時代のなつかしい曲を披露していただき,会場は大いに盛り上がりました。現役生と卒業生,また,親子のような年齢差で共演するのも同窓会の場ならではの光景です。本校は,同窓会・現役PTA・PTA元職の結束(真澄会)が強固であり,教育活動の屋台骨を担ってもらっています。

    

No.162 R01.08.02

 4日後には74回目の「原爆の日」を迎えます。昨日ご紹介した吉弘さんから提供いただいた資料の一つ,総合文芸雑誌「野生時代」(1975年4月号)には,本校に在学した作家の大庭みな子(旧姓 椎名美奈子)が,敗戦後30年ぶりに母校を訪ねたことが写真と手記(「亡霊の囁き」)で紹介されています。写真は本館西端から部室方面を撮影したもので,「銀翼のきらめくB29を見上げた校庭」とキャプションがあります。原爆投下から2週間後,大庭を含め高等女学校の生徒たちは,廃墟と化した広島市内へ救援活動に入ります。

No.161 R01.08.01

 神奈川県在住で本校を昭和40年に卒業された吉弘正信さんから,賀茂高校に関係する貴重な資料等を送付していただきました。その一つが,吉弘さんの在学時に録音された「校歌」及び「若い息吹(応援歌)」のソノシートの画像です。当時,音楽教諭であった山口和彦先生の尽力により生徒合唱団が組織され,制作に至ったそうです。ソノシートは記念品として卒業アルバムに添付されました。デジタルデータに再生したものですが,味わいのあるノイズとともに約55年前の活き活きとした歌声をお聴きください。

賀茂高等学校校歌 ・ 若い息吹(応援歌)


No.160 R01.08.01

 葉月に入りました。旧暦では落ち葉が舞い落ちる季節なのでしょうが,新暦では夏真っ盛り,木々の緑の葉とここぞとばかりに鳴く蝉に容赦なく太陽光線が降り注いでいます。今日は全日制・定時制の教職員合同で,高大接続改革及びカリキュラム・マネージメント等に関する研修会を行いました。「なぜ学ぶのか」,「深い学び」や「身に付けさせたい資質・能力」とは,概念的で多様な解釈ができそうなテーマについて,生徒の実態を踏まえながら,熱い対話が繰り広げられました。

No.159 R01.07.28

 韓国の姉妹校であるミチュホル外国語高等学校の生徒さんから暑中見舞いの手紙が届きました。心のこもった色とりどりの絵手紙です。姉妹校締結から6年目を迎えた両校の生徒・教職員の交流及び信頼は確かなものとなっています。8月17日からは本校生徒15名が訪問する予定です。現在,両国間の政治・経済,外交面における混迷が報道されていますが,いわゆる「草の根」交流,ひとり一人の心を通い合わせるコミュニケーションの拡大に期待しています。

No.158 R01.07.24

 校長室に掲げられている絵画「游-森の中-」は,昭和36年に本校を卒業された水田博子さんの作品です。水田さんは黒瀬町のご出身で,京都学芸大学(現 京都教育大学)を卒業され,1967年に二科会初入選以来,数々の賞を受賞されています。寄贈いただいた作品のタイトル「游」は,川の流れや水上を動き回ることと,さらに,ぶらぶら歩く,風流に,遊ぶといった意味もあるようです。何かに追い立てられるような毎日ですが,心に「遊・游」の余裕を持ちたいものです。

No.157 R01.07.23

 夏季休業に入り,不安定な気象です。梅雨前線と小笠原高気圧とのせめぎ合いが続いています。昨日に続き,今朝も生徒の登校時と補習後の下校時を狙ったような意地悪な雨でした。屋外の部活動はストレスが溜まっているかもしれません。それでも日没後は西の空にうろこ雲と淡い夕焼けが浮かんでいます。明日以降の天候回復に期待です。今日は今年度第1回の「学校運営協議会(コミュニティースクール)」を開き,委員の皆さんから色々なご指摘やご助言をいただきました。今後の教育活動に反映していきたいと思います。

No.156 R01.07.17

 最近2つの冊子が校長室に届きました。一つは参議院協会が発行する「参風」(令和元年6月)。そしてもう一つは,広島大学法学会が発行する「廣島法學」です。「参風」には本校の元同窓会長で参議院議員を一期務められた菅川健二先生(昭和32年卒)のインタビュー記事(会員登壇)が掲載されており,「廣島法學」は元広島大学副学長の川﨑信文先生(昭和45年卒)の退職記念号(2018年1月)として発行されたものです。お二人とも,長年にわたり多大なる功績を残された賀茂高校の先輩であり,両冊子にはその足跡が丁寧に記されています。

No.155 R01.07.11

 先日の賀茂祭に続き,2日間にわたる夏季クラスマッチも屋外の競技においては雨でぬかるんだグラウンドでの対抗戦となりました。昨年度は「7月豪雨」直後ということで,日程の短縮を決断しましたが,天候はともかく今年度は2日間の日程をなんとか消化することができました。一方,雨で暑さを回避できたことは却ってよかったかもしれません。生徒たちは泥んこをいとわず,元気溌剌そして大歓声です。早朝からグラウンド整備等にあたってくれた生徒の皆さんお疲れ様。夏季休業まで1週間余り,若さと笑顔で乗り切ろう。

No.154 R01.07.10

 昨年度1年間,フィリピンの現地校及びインターナショナル・スクールに留学した3年生の田村はんなさんが,留学によって得た経験や学び,そして力になったことについて,関係の先生方へプレゼンテーションをしてくれました。当初は英語でのコミュニケーションが上手くいかず悩みも多かったようですが,勇気をもってチャレンジして本当に良かったそうです。「多様性や違いを楽しむ」「挑戦することで結果は後からついてくる」,彼女からの印象的な言葉です。留学を通して視野が広がり,成長できたことが伺える立派なプレゼンでした。

No.153 R01.07.06

 平成30年「7月豪雨」から1年が経過しました。掲揚台のポールには半旗の掲揚です。各地域で復旧のスピードはまちまちかと思いますが,日々の生活や気持ちの安定を願って止みません。当日の激しい降雨とは異なり,今日は数日ぶりに夏の日差しが照り付けています。線状降水帯,大雨特別警報とか警戒レベル5ないし4といった気象及び災害用語を近年頻繁に耳にするようになったきました。だんだんと自然が人間に厳しくなっているような気がします。

No.152 R01.06.28

 体育館ピロティ―の屋内練習場入口に高校野球選手権大会開幕までの日数がカウントダウンで掲げらています。明日は抽選会そして開会式は7月12日(金)です。7月豪雨から約1年,今年は高校球児のどんな活躍が見られるのでしょうか。今年度の賀茂高校野球部1年生部員は5名(マネージャー1名含む)に止まっています。選手の直向きなプレーそして願わくは勝利を積み重ね,来年度の部員増につなげてもらいたいと思います。

No.151 R01.06.22

 週休日に時間の余裕があったので,ひろしま美術館で開催中の「かこさとしの世界展」(県教委等後援)に行ってみました。「からすのパンやさん」や「だるまちゃんとてんぐちゃん」など,わが子にも読み聞かせた記憶のある懐かしい絵本の原画をはじめ,環境保全やボランティア活動に携わった加古里子さんの願いや優しさを感じることができる展示内容でした。もともと技術者の道を歩みながらも,敗戦を機に子どもたちに未来を切り開く力を持ってほしいという思いで児童文化の研究者をめざした加古さん。その在り方生き方には学ぶものが多くありました。8月4日までの開催です。

No.150 R01.06.20

 1年生の「総合的な探究の時間」でカードゲーム「2030SDGs」を体験しました。宇宙船地球号の乗組員である人類の価値観やその多様性を理解し,近未来2030年に向けた課題についてSDGsの視点で考えるきっかけを付与するシミュレーションゲームです。各仮想世界の「経済」・「環境」・「社会」のパラメーターは,経済優先にシフトしているようです。体育館へ移動しての学習でしたが,1年生の2クラスでホームルームの蛍光灯スイッチが切られていませんでした。「おしい! 賀茂高生  Act locally!」

No.149 R01.06.19

 広島県高校総体競泳女子背泳ぎ100mを大会新記録で優勝した1年生佐藤鼓さんが優勝報告ならびに今後の抱負を語りに校長室を訪ねてくれました。佐藤さんは2歳の頃から地元のスイミングクラブで泳ぎ始め,昨年の全国中学校水泳競技大会女子背泳ぎ100mでは予選11位で惜しくも決勝進出はなりませんでした。その時の悔しい思いを胸に,高校生の舞台に挑み始めました。学校の授業では理系科目が好きだそうで,文武両道を基本に色々なものに好奇心を持ってチャレンジして行きたいそうです。今後の活躍を期待しています。

No.148 R01.06.15

 午後から各クラス・部活動の展示発表を巡回してみました。短期間の準備でしたがしっかり仕上げている印象です。文芸部の部屋では,部誌「尖塔」のバックナンバーがずらり,残念ながら創刊号は保存していないそうですが,まだ校名が西條高校である第2号,賀茂高校となった第4号など,約70年前の貴重な資料です。伝統を継承し,号を重ね,昨年度末には第72号を発行した文芸部,デジタルそして映像文化が席巻する中,表現手段としての活字文化を大切に引き継いでくださいね。

No.147 R01.06.15

 降雨の中,賀茂祭が始まりました。準備や運営にあたふたと走り回る生徒たちですが,総じて笑顔で楽しそうです。会話も弾んでいます。ホスピタリティーの心に溢れています。クラスメイトの意外な一面を発見したり,失敗したり,共に創り上げることの充実感を感じたり,美味しいものをいただいたり,心もお腹も満タンの一日になるのでしょう。「雨降って地固まれ!」

No.146 R01.06.14

 今年度の教育実習が本日で終了です。今年は3名の実習生を受け入れました。バブル崩壊後の「失われた10年」といわれた頃は実習生の数も10名を越えるような勢いでしたが,近年はその数も減少しています。少子化の問題だけでなく,労働環境としての「学校」や教育そのものに対する魅力が失われているとしたら,大きな課題と言えます。実習生の一人,数学科の栗原君は「いろいろな在り方や生き方を持つ生徒に,授業だけでなく人として接することができる教師になりたいです。そのことを賀茂高校時代に感じました。」と言ってくれました。頼もしい限りです。

No.145 R01.06.12

 学園祭週間に入り,本日は第一部「合唱祭」です。今年も東広島芸術文化ホールくらら大ホールにて開催することがきました。2015年に「こけら落とし」を迎えたプロセニアム形式の素晴らしいホールです。短い練習期間ながら,クラス対抗形式で若々しく美しいハーモニーを響かせてくれました。舞台中央には本年度の学園祭テーマ「励輪 ~今しかない輝く青春をともに~」が掲げられています。新元号の読みを別の漢字にあてた生徒発案の造語です。雨が心配される15日(土)の第二部「賀茂祭」ですが,互いに支え合い,生徒ひとり一人にとって高校生活の良き思い出となりますように。

No.144 R01.06.11

 6月中旬に入り,高温多湿かなと思いきや意外に爽やかな天候が続いています。定時制棟の授業を回りながらグラウンドに出てみると,夜の帳ばりが下り校舎の階段灯がくっきりと浮かんでいます。少し風も通り,気持ちの良い夜です。定時制課程の授業終了は9時15分ですが,今週は部活動推進週間として4時間目を部活動の時間としています。16日の日曜日には定時制・通信制の県総体バドミントン競技が本校の体育館(写真右手)で行われる予定です。全国大会への出場を目指して,毎夜練習が続いています。

No.143 R01.06.09

 三週間にわたった広島県高校総体も今日が大詰めです。爽やかな夏空の下,ソフトテニス会場の尾道市びんご運動公園では,男子が団体の部でベスト8に進出。部員全員での気持ちを一つにした力強い応援に支えられ,団体戦ならではのチーム力を発揮できたように見えました。勝利以上に敗退から学ぶことの多い部活動ですが,自分自身,42年前の県総体(福山城址コート)で力を発揮できないまま敗れて涙したこと,敗戦を一つのきっかけとして教職の道を志したことなど,今もありありと脳裏に刻まれています。写真は準々決勝の対広島翔洋高校戦です。

No.142 R01.06.06

 昭和31年の卒業生でいらっしゃる佐々木耕一さんが校長室を訪ねて来られました。本年9月末に予定している合同クラス会を「同窓会卒業式」と銘打ち,校内で記念撮影をしたいとのご要望でした。佐々木さんの入学は昭和28年4月,校名は賀茂高校に改称され,翌年には校章や校歌が制定されました。また在学中,講堂南側の斜面で「歌声の会」(現在の合唱祭)が始まり,合唱曲が決まらなかった佐々木さんのクラスは,「校歌でいいじゃないか」という一声で校歌を合唱曲に,そして会のトリを務めて見事最優秀賞だったそうです。当時のエピソードを懐かしそうに語っておられました。高校時代の想い出はかけがえのない無形の財産でもあります

No.141 R01.06.01

 6月に入りました。御建公園野球場で開催された広島県高等学校定時制通信制総合体育大会軟式野球の部に参加してきました。西条駅北側に位置するこの球場は1924年の竣工ということで,95年の歴史を有します。かつてはカープや高校野球選手権大会等の公式戦の会場にもなりましたが,施設の老朽化が進んでいます。平日の放課後には本校野球部が練習会場として使用しています。県内5校のチームが参加した大会でしたが,常時部員が揃っての練習は難しい定時制・通信制課程にもかかわらず,選手たちの一所懸命かつ互いに支え合う姿が印象的でした。優勝した星槎国際高校「もうひとつの甲子園」です。

No.140 R01.05.30

 校長室南側の桜の木に番でしょうか二羽のキジバトが戯れています。「デェーデェー ポッポー 」のユニークな鳴き声でお馴染みです。個人的にはお盆明けの季節によく耳にした記憶があり,「夏休みも終わりだなー」と少し憂鬱な気持ちにさせる鳴き声でした。ハトというと平和の象徴であったり,イソップ寓話の恩返しの話など比較的良いイメージが多い鳥ですが,本校にも良い知らせかと思いきや,玄関前にフンが・・・。

No.139 R01.05.27

 今年度も学園祭(賀茂祭)の開催期日を周知する横断幕が掲示されました。賀茂祭というと京都の葵祭(5月15日)を連想しますが,本校では6月12日(水)の合唱祭と15日(土)の賀茂祭をセットに学園祭と銘打ち.毎年6月三週目に開催してきました。各クラスの合唱曲や出し物等も決まり,そろそろ練習や準備に取り掛かる頃ですが,先週から県高校総体が始まり,また,5月にも関わらず気温の上昇もあり,生徒にとっては早くも正念場の様相です。それでも多忙な時期こそ基礎・基本の授業を大切にしたいところです。

No.138 R01.05.25

 今朝はPTA環境整備委員会の皆さんを中心に花壇への苗の植え付け作業を行っていただきました。合わせて部活動生徒の自主的な協力で校内外の清掃作業も行いました。早朝より気温が上がり汗だくの陽気でしたが,作業終了後は清々しい気持ちになったのではないでしょうか。6月中旬には学園祭を予定しており,多くの皆様をより良い校内環境でお迎えできたらと思います。PTA及び生徒の皆さんお疲れ様でした。

No.137 R01.05.15

 本校の校是「信・敬・愛」は,シンプルゆえにそれぞれの多様な解釈も可能です。「私を生きる」ことに不安や戸惑いを感じる人は多いと思いますが,最近私自身で言えば,平成31年度東京大学入学式での上野千鶴子氏の祝辞の一説「そして強がらず,自分の弱さを認め,支え合って生きてください」また,文藝春秋6月号の村上春樹氏の特別寄稿文「猫を棄てる--父親について語るときに僕の語ること」の一節「偶然たまたま生んだひとつの事実を,唯一無二の事実とみなして生きているだけのこと」に校是の一端を感じ取りました。皆さん自身にとって「信・敬・愛」とはどんなイメージですか?

No.136 R01.05.11

 昨日から鳥取県境港市で開催されていた,第70回中国高等学校ハンドボール選手権大会から帰校した選手と監督の高山先生が結果報告に来てくれました。残念ながら1回戦で岡山県代表の総社高校に敗退したそうですが,二桁の13得点をあげることができ,また,最後まで走り負けることもなく,次の試合への自信にもつながったそうです。イズミメイプルレッズの出身で,今年4月に赴任した保健体育科の高山智恵先生のもと,着実に力をつけてほしいものです。

No.135 R01.05.09

 最近,旅客機の火災や信号待ちの園児に車両が突っ込むなど,予想だにしない出来事が目立ちます。運命と呼ぶには余りにも酷い事故です。いったいどこまで危機管理が必要なのでしょうか。考査期間に入り静かな校内を巡回中,体育館に設置された救助袋の格納箱に貼ってある説明書きを読んでみました。俄かには理解できない降下方法でした。体育館2階フロアーから地面までは約10mぐらいあるでしょうか,万が一のため実際の訓練が必要かもしれません。

No.134 R01.05.05

 「こどもの日」の午後,広島大学サタケメモリアルホールで開催された東広島児童合唱団第38回定期演奏会に伺いました。合唱団の代表で,本校OGでいらっしゃる仙立美香さんの指揮で,小学1年生から高校3年生までの幅広い年齢の皆さんの伸びやかで微笑ましい歌声やダンスに心が温まりした。本校3年生の仙立さん,1年生の武さんも後輩の団員たちをリードし,終始笑顔で全力を出し切っていたように観えました。特に仙立さんは今回の定期演奏会をもって引退となるようで,会の最後のスピーチで自分を成長させてくれた合唱団に感謝の気持ちを伝えていました。

No.133 R01.05.03

 昼食後は八本松駅の北にある疱瘡神社から逆ルートで「八本松石仏めぐり」(里コース)を自宅方面までさらに歩きました。新緑や咲き誇る草花の美しさに,急こう配を歩いてきた疲れも癒されます。長い間忘れられていた「八本松八十八石仏」は,地元の西田ご夫妻や賀茂高校OBで数学科教諭としても勤務された近藤五十憲先生らを中心に整備が進められました。よい季節なので皆さんも石仏めぐりに出かけてみてください。いろいろな発見があるかもしれません。

No.132 R01.05.03

 超大型連休後半の今日,西国街道(旧山陽道)を瀬野川公園入口附近から八本松方面に向かって歩きました。途中の大山峠は難所の一つで,平行する山陽本線では「セノハチ」と称される急こう配です。昨年の「7月豪雨」では約2カ月JRが不通となり,瀬野方面からの生徒も通学に苦労しました。倒木をかき分けて何とか八本松の長尾一里塚にたどり着きましたが,道すがら土砂崩れや土石流の現場を目の当たりにし,改めて自然災害の恐ろしさを実感しました。

No.131 H31.04.27

 吹奏楽部第43回定期演奏会が東広島市芸術文化ホール「くらら」で開催されました。令和への改元を目前に控えた今年のテーマは「Moment」。平成の時代を振り返り,その時々を彩った楽曲をストーリー仕立てで,またクイズ形式で披露する楽しい演奏会でした。そして,災害復興と新たな時代を力強く歩むことを願ったアンコールの「花は咲く」は部員全員の心を一つにした素敵な演奏と歌声でした。この定期演奏会で引退する3年生の皆さんお疲れ様でした。偶然にもこの演奏会は,くらら来場者数100万人突破の日でした。それを取り上げた地元紙の記事もお読みください

No.130 H31.04.26

 旧体育館北側の地面に「ナガミヒナゲシ」の花が咲いていました。日当たりの悪い湿地にもかかわらず,細い茎がスッと伸びています。この季節はコンクリートの道端などにもよく見られます。「ひなげし」というと我々の世代はアグネス・チャンの「ひなげしの花」を口ずさんでしまいます。令和を目前にどっぷり昭和です。ナガミヒナゲシは,輸入穀物などに紛れて渡来した帰化植物と推測されており,生態系に影響を与える外来種として駆除の対象にもなるそうです。ひっそりと健気な姿が可憐です。明日から大型連休ですが事故や怪我等のないようにと願います。

No.129 H31.04.25

 3年生のLHRでは,今後の「スマートフォン等の校内への持ち込み容認」に向けて,校内外で懸念される問題点や解決策等について,生徒間で対話を行いました。Society 4.0(情報社会)の申し子とも言えるスマートフォンですが,情報の取捨選択や適正な活用能力,そしてより高い理性的判断力や自己管理能力が試されていきます。4月に入り,Society 3.0(工業社会)の代表である自動車での痛ましい事故が多発していますが,人とモノのつながり,知識と情報の共有による新たな価値の創造をめざした,Society 5.0(人間中心の社会)とはどんな社会なのでしょうか。

No.128 H31.04.25

 1年生「総合的な探究の時間」において,東広島市総合政策課から渡辺様を講師としてお迎えし,東広島市の現状と課題についてお話を伺いました。今後,「東広島ガイドブック」の作成,さらに,安心な暮らし・人材育成・新たな価値の創造・豊かさの4領域において課題発見・解決型の研究活動を展開する計画です。講師の渡辺様は,東広島市の公用車である超小型電気自動車で来校されました。一人乗りで小回りが利きそうなエコノミーかつエコロジーなかわいい公用車です。

No.127 H31.04.23

 定時制では生徒総会後,体育館でのスポーツ大会(ドッジボール)とセミナーハウスでの食事会(手作り牛丼)で交流を深めました。学年対抗のドッジボールは,ソフトバレーのボールを使用し,怪我の心配もなくみんなボールを避けて飛び跳ねていました。先週の大河ドラマ「いだてん」によれば,イギリス発祥のドッジボールが日本に入った頃は円形のコートで,今のような方形ではなかったようです。日本の近代スポーツの歴史を知ることができる「いだてん」ですが,視聴率は苦戦のようです。NHKもドッジ(dodge = すばやく身をかわして避ける・巧みにそらす)はできませんね。

No.126 H31.04.23

 今年も同窓生の方から硬式野球のボールを提供していただきました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。先日の春季県大会は惜しくも1回戦で敗退でしたが,放課後の曇り空の中,西条駅北の御建公園野球場へと部員たちは元気に移動していきました。昨年の第100回高校野球選手権記念広島大会は「7月豪雨」の影響で総合開会式が中止,大会日程も大幅な変更となりました。改めて,保護者の皆様をはじめ多くの方々のご支援のもと,部活動に全力で取り組めることに感謝を忘れず頑張ってもらいたいと思います。

No.125 H31.04.22

 中国高等学校アーチェリー選手権大会広島地区予選女子個人の部で,2年生の中光由陽さんが優勝。今後の中国高校選手権,さらにはインタ―ハイに向けて弾みをつけたいところです。アーチェリー競技について中光さんは,「自分自身との闘い,チームとしての協働,自然との共存,そして技術力と精神力のバランス」に魅力を感じているそうです。本来は右利きだそうですが,利目の関係で左で弓を構えるそうで,70m先の小さな的を狙う眼力には鋭いものがあります。健闘を期待しています。

No.124 H31.04.19

 定時制課程の授業を参観した後,グラウンドへ出てみると満月の朧月でした。夜間照明のポールの先端に月が位置して,まるで線香花火を逆さまにした様です。先日はブラックホールの画像が公開されましたが,5500万光年の彼方に,そして8つの電波望遠鏡を結合して撮影したと言われても私にはさっぱりです。それでも,車で10分もあれば到着する広島大学の宇宙科学センター特任助教である笹田先生が参加されているプロジェクトにおいて撮影に成功したと聞くと,はなはだ勝手ながら身近な話題に感じられます。何やら名称通りの形状でしたね。

No.123 H31.04.17

 新入生対象の部活動紹介も終わり,新入部員を迎えた各部は活気にあふれています。1年生レスリング部の大畑建斗君は4月27日(金)から横浜文化体育館で開催される「JOC杯全日本ジュニアレスリング選手権大会」(カデットの部フリースタイル65kg級)に出場します。昨年の全国中学校レスリング選手権大会でベスト8の結果を残し,今大会の出場権を得ました。高校2年生も含めた大会ゆえに苦戦が予想されますが,今後,インターハイや国体等での上位入賞を目指していくために貴重な経験を積んできてもらいたいと思います。がんばれ!

No.122 H31.04.12

 サクラは若葉が混ざり始めましたが今週末も大丈夫そうです。校舎北側の街路樹ハナミズキも薄紅色や白色の花が咲き始めました。校内の花壇にも色とりどりの花が咲き誇っています。今週は始業式・入学式・新入生オリエンテーション・課題テスト等あわただしく過ぎましたが,今日あたりから授業も本格的にスタートしています。今年度も道路標識(T型道路交差点)のように幅広く,そして「深い学び」に向かう授業改善が求められます。

No.121 H31.04.09

 本日は入学式でした。全日制課程280名・定時制課程23名の新入生を迎えました。それぞれ自分の目標(的)を見定め,紆余曲折を経ながらも,高校生活を通してしっかり射抜いてほしいものです。有名なゼノンのパラドックスの一つに「飛んでいる矢は止まっている」がありますが,放たれたはずの矢が止まっているといった瞬間的で刹那的なレベルまで極めることは到底できませんが,計画性や集中力をもって堅実に時を刻んでくださいね。

No.120 H31.04.05

 原爆投下後の賀茂高等女学校生徒による救援活動については,No28,113及び118でご紹介しましたが,今朝の中国新聞「私の一枚」には,私の賀茂高校時代の同級生F君のお母さんの手記と女学校時代の写真が掲載されていました。当時の高等女学校は軍服の縫製作業をする工場となっており,大量のミシンが教室に持ち込まれていたそうで,憧れを抱いて入学した高等女学校にもかかわらず,生徒たちは勉学の時間を割いて勤労奉仕に勤しまざるを得なかったようです。戦争は純粋な学びの自由さえ奪ってきたことを忘れてはなりません。

No.119 H31.04.03

 7日の日曜日は広島県議会議員一般選挙です。本校北側の歩道沿いには選挙ポスター掲示板が設置されています。21日の東広島市議選と兼用のようです。奥に見える本校の旧体育館が西条13区の投票所となります。お花見の行楽シーズンに入り,年度はじめの忙しい時期ではありますが,期日前投票制度も利用しながら有権者としての政治的意思を示したいものです。さすがに本校全日制の在校生で18歳の誕生日を迎えている人は少数でしょうね。

No.118 H31.04.02

 平成31年度がスタートしました。今週は花曇りで,開花したての桜も冷たい風にブルブル。年度初めのバタバタな準備の手を少し休め,戦後50年の節目に賀茂高女の卒業生たちの手記をまとめた「姫さゆり」(平成10年発行)のページをめくってみました。原爆投下当時,14歳~15歳の女子生徒が目にした凄まじい状況に心が痛みます。来週には新入生280名を迎えますが,昨日は新元号「令和」が発表されました。あらためて,あたりまえの日々に感謝しつつ,清々しく和やかにこの年度を過ごしていければと思います。

◆平成30年度 校長eyes (No001~117) は こちらから どうぞ